よみがえれ有明海

1日も早い開門調査の実施で有明海の再生を

日本環境会議九州大会・有明海シンポジウムが4月16日に開催されます

 日本環境会議九州大会・有明海シンポジウムの開催が、いよいよ3日後になりました。長崎、佐賀、福岡、熊本での視聴会の案内チラシです。視聴会会場にも参加できない方は、日本環境会議のホームページから直接お申し込みいただきズーム視聴ができます。幅広く呼びかけて成功させ、開門調査実現の力にしていきましょう!

福岡高裁による有明訴訟の不当判決の上告について弁護団が声明を発表

-声明- 福岡高裁3.25請求異議訴訟差戻審不当判決の上告にあたって 2022年4月8日 よみがえれ!有明訴訟 原告団・弁護団  福岡高裁は、本年3月25日、2010年12月に確定した福岡高裁開門確定判決の執行力の排除を求めて国が提訴した請求異議訴訟の差戻審において、請求を棄却した佐賀地裁判決を取り消して国の請求を認容する不当判決を言い渡しました。  本日、わたしたちは、この不当判決に対して、関係者全員による上告及び上告受理申立を行いました。  この不当判決は、差戻審口頭弁論終結時の2021年12月1日時点

弁護団からの3月25日の福岡高裁による有明訴訟判決の解説書です

― 開門を命じた確定判決の内容を否定した不当な福岡高裁判決 ― 2022年4月2日 有明弁護団 1 「請求異議の訴え」とは? 債務名義(本件では開門を命じた「確定判決」)で認められた請求権の存在や内容について異議がある場合に,請求権を有する債権者に対して,その債務名義による強制執行をできなくするために提訴する裁判のことである。 異議の理由は,確定判決の基準時より後に生じたものに限られる。 2 判決の骨子(異議事由は,1つ認められればいいので権利濫用の成否のみ判断している) 本件各確定判決は,暫定的・仮定的な

有明海漁民・市民ネットワークが福岡高裁の不当判決に対する抗議声明

声明:諌早湾干拓「開門」確定判決への請求異議訴訟差し戻し審における 福岡高裁の不当判決に抗議する 有明海漁民・市民ネットワーク 代 表 松藤文豪 副代表 前田 力 2022 年 3 月 25 日、福岡高裁は、諌早湾干拓潮受け堤防の「開門」を命じた 2010 年福岡高裁判 決についての請求異議訴訟差し戻し控訴審で、国(農水省)側の請求を認め、「開門」の強制執行を 認めないという判決を下した。この判決は、以下の各点において、極めて不当なものである。 1.この判決は、有明海における深刻な漁業被害を無視し、漁

3月25日、福岡高裁が有明海再生に背を向ける不当判決

3月25日、注目の福岡高裁での有明裁判の判決は、「強制執行を許さない」とする、予想もしない驚くべき不当な判決でした。 「貴重な自然環境と水産資源の宝庫である有明海を後代の国民に継承すべきもの」として、これまで裁判所は和解協議を提案し国の関与を強く求めてきました。にもかかわらず、これをいっさい無視し逃げ切った国に対し、裁判所は厳しく断罪するどころか、国の主張を認めるという態度に豹変してしまいました。 判決の根拠とした有明海の漁獲が増えているなんて沿岸住民はだれも信じません。スーパーに行っても、アサリは中国産、

日本環境会議九州大会シンポジウム視聴会の案内です

4月16日に、福岡県弁護士会館において、日本環境会議九州大会が開催され、有明海再生をテーマにしたシンポジウムが開催されます。馬奈木昭雄・よみがえれ!有明訴訟弁護団長が特別講演、佐藤正典・鹿児島大学名誉教授、大久保規子・大阪大学教授が基調講演、その後シンポジウムが行われます。長崎・佐賀・熊本の各県では、このシンポジウムの視聴会が開催されます。たくさんの皆さまのご来場で成功させ、開門調査実現の力にしていきましょう。

佐賀県西南部の養殖ノリ被害が過去最悪・・農民連新聞「農民」より

2月21日付け、農民連の新聞「農民」に掲載された記事です。諫早湾干拓工事により堤防閉め切りから今年で25年、佐賀県西南部の養殖ノリ被害が過去最悪に陥っています。事態打開には国の救済策の発動と開門調査以外にありません。  

有明海西南部の養殖ノリの色落ちが深刻です

  Facebookへの日本共産党の田村貴昭衆議院議員の投稿です。 佐賀県鹿島市の海苔養殖。左は生育が止まり色落ちした海苔。漁師は「金髪」と呼んでいます。商品価値はありません。右はかろうじて生育した海苔。鹿島の中ではわずかにすぎません。 不作が続いて5年。漁業共済はあっても基準が最低だから、生業としては続きません。 国会で何度支援対策を求めても農水省は「共済で減収補填をしていく」の一辺倒。減収補填となっていないから大問題なのに。 若手の海苔漁師が多い鹿島の漁協。そんな中で「廃業やむなし」の声も・・