肥前鹿島干潟(新籠海岸)
鹿島川と塩田川の河口にある広大な干潟です。2015年6月にラムサール条約登録湿地となり、「肥前鹿島干潟」の名称で登録されています。柔らかい泥質の干潟には、ムツゴロウやワラスボに代表される多種多様な生物が生息しており、鳥類にとって格好の餌場になっています。これまでに新籠海岸では120種類以上の鳥類が確認されています。渡り鳥の生態系を保全する世界的な取り組み「東アジア・オーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」に有明海沿岸で始めて登録されました。新籠海岸には、ソリハシシギやアオアシシギ、ホウロクシギなどが渡来し、絶滅のおそれのある種としてヘラシギやカラフトアオアシシギが確認されています。無料の双眼鏡や学習パネルが設置されており、ムツゴロウが飛び跳ねる様子を観察できます。
ラムサール条約登録湿地関係市町村会議のサイトで紹介されています。