本日のよみがえれ!有明訴訟後の進行協議で、裁判所が和解を勧告する内容の考え方を示しました
本日、よみがえれ!有明訴訟の差戻審が行われ、弁護団の堀事務局長による意見陳述が行われた後、進行協議が行われ、裁判所から和解を勧告する内容の「和解協議に関する考え方」が示されました。
弁護団の吉野隆二郎先生から今日の報告が届きましたのでご紹介します。また、裁判所の「和解協議に関する考え方」、堀弁護士の意見陳述書をご紹介します。
「本日の請求異議の期日について簡潔にご報告します。
国からは、第22準備書面が提出されていましたが、確定判決について独自の解釈 に基いて漁獲量が増加傾向にあるというような主張の繰り返しで、弁護団として は、現時点で特段の反論はないと考えておりました。
期日では、堀弁護団事務局長より、今後の進行についての意見を述べたところ、 当方に反論の有無を聞くこともなく、次回弁論期日を確認することもなく、今後 の進行について、進行協議で協議したいという話になりました。
そして、進行協議期日において、矢嶋さんが速報で流していただいた、和解協議 に関する考え方の書面を双方に示し、双方に個別で説明をしたうえで、内容につ いては質問は本日は受け付けない、この書面の内容がすべてなので、次回(6月2 日)の進行協議期日までに、双方でこの内容について検討するようにという話で 期日は終わりました。
考え方の最後の方に「合理的な期間内に集中的な協議を重ねることを求める」と いうことから、念のための日程確保という趣旨で、6月2日から12月1日まで 6回の期日の予約をしました。
裁判所の作成した書面については、非常によく考えられた内容だと思います。
個人情報を消したものを添付しますので、こちらは、拡散していただいて構わな いかと思います。
あわせて堀先生の意見陳述書も添付します。」
弁護士 吉野隆二郎